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筑前の小京都、秋月の風景


鎌倉時代、秋月氏の祖である原田種雄が
将軍源頼家から秋月荘を拝領して以来400年、紆余曲折を経て、筑前・筑後・豊前に跨る広大な所領を得ます。

一方、日本に目鏡が伝来して来たのは
戦国時代、宣教師フランシスコ・ザビエルが周防の国の大名、大内義隆へ献上したのが始まりとされています。

時の十六代秋月種実は、大内家の家臣であり、キリシタンにも好意を持っていたとされます。秋月に目鏡が伝来したのはおおよそこの頃だとされています。
 

江戸時代に入り、秋月の地は黒田直之が治める事になります。直之は熱烈なキリシタン大名であり、自費で教会や宣教師の為の住居を建造する程キリシタンを手厚く保護し、結果秋月の地は豊前キリシタン信仰の中心的存在となっていったのです。

自然、宣教師から伝えられる文化のいくつかはこの秋月の地に根付くこととなり、中でも目鏡製造は大いに発達していきました。

秋月藩九代目黒田長韶の頃には最盛を迎え、目鏡の名を冠した橋を建造する程でした。それが『秋月目鏡橋』です。
目鏡橋は国内で唯一御影石で作られた石橋であり、県の指定有形文化財に認定されています。
 

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秋月目鏡橋は秋月と目鏡作りの深い関係を
示すモニュメントとして定評がある


この様に、目鏡の歴史と深い関わりを持つ秋月の地で当社は古来からの伝統的な製法を頑なに守り、日々良い製品を開発し皆様にご提供させていただいております。